あるサラリーマンの仕事帰りとあるバーにて

「マスター。ウィスキーロックで。」

「かしこまりました。」

数分後・・・。

「お待たせいたしました。」

「!?、これ・・・。ウィスキーの中に石がはいってますよ!入れ直してください。」

「お客様、この石はアイスキューブという、特殊な天然石を4時間冷凍したもので、氷の変わりになるものです。通常、氷を入れると時間と共に氷が溶けウィスキー本来の味が水で薄くなってしまいますが、このアイスキューブならそのような事がなく、ウィスキー本来の香りや味を損なうことがありません。」

「へぇ~、焼き石と真逆の発想なんですね。」

「もちろん、毎日手入れを欠かしておりませんので衛生上も問題ありませんよ。」

「手入れを毎日?手入れが面倒なんじゃ?」

「いえいえ、浸透性のない石ですので味や臭いが映るということもありませんから、手洗いだけで十分なんですよ。」

「手入れも楽なんですか~。いいな~。自宅の冷蔵庫の製氷機で作る氷って色もよくないし、臭いもなんかね・・・。それに、水の入れ替えが意外と面倒だしね。逆にこっちのほうが手間入らずですね。」

「お値段も手ごろですし、お酒が好きなお友達へのプレゼントにもいいと思いますよ。」

「文明も発展して色々な物が作られてきたけど、こういう原始的なものが逆に便利だっていうこともあるんですね。」

と、氷の変わりになる石のアイスキューブ。お酒好きの方へのプレゼントにすれば、ちょっとした驚きとその便利さで喜ばれる事間違いなしです。

作成者: コネタねこ

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